惨めな一日

5/9にADHD治療薬を服用してから数日経った。昨晩夕食を終え薬を服用していつも通り23:00頃布団に入ってからそれは突然やってきた。

そう、副作用である。

 

副作用が強く出る恐れがあるとは聞いていたが、今まで感じたことのない吐き気・胃のムカつき・頭痛が同時に襲いかかってきた。形容し難いが、食道と喉が焼かれているような痛みとと胃を握られているような感覚だった。

3時間以上のたうちまわったが、無理やり寝て朝を迎えた。

朝6:00に起床したものの、当然食欲もないためinゼリーで朝食を済ませた。妻からは顔色が悪いと言われた。

出社するも悪心と腹痛が酷く、先輩に相談し内勤中心の勤務で一日をやり過ごすこととなった。

一日を通して悪心と腹痛には波があり、14:00過ぎごろからまたトイレに駆け込む回数が増えた。当然仕事も手につかず、ゴルフコンペから戻ってきた上司に早退できないか相談をしたのが15:00頃のことだった。

上司からは、「そんな副作用の出る薬を飲んで、『きついから早退します』が通るほど社会は甘くない」「そんな薬を飲むなら前もって相談しろ」「そんな状態が続くなら営業の担当を外すしかなくなる」とまずは言われた。

一番精神的に堪えたのは、その後の会話だ。

「その薬はなんの薬なのか」「ADHDとはなにか」を全て自分の口から説明しなくてはならなかった。

別にADHDであることを話すことには抵抗はないが、全く知識のない人にゼロから説明するには知識も心の余裕も無い状態だった。

とても惨めな気持ちになった。自分の発達障害が職場に迷惑をかけていることをあらためて自覚し、情けない気持ちでいっぱいになった。

結局早退させてもらったが、17:00頃帰宅してから妻が帰ってくる20:30まで一度も中途覚醒することなく眠れた。

酷く疲れた。

職場に関してよりも、なにより妻に申し訳ない。妻に申し訳ないと伝えると、「あなたに期待して結婚したわけではないし、優秀だからって選んだわけでもない」と言ってくれた。とてもありがたく救われる一言だった。

 

現在24歳で、今年で25歳になる妻と私。

今後社会とうまく付き合っていくにはどうしたらよいか(転職も含め)まずは二人で相談して決めていきたい。

 

惨めな気持ちは無くならないが少しでも前に進めるようにまた明日から頑張ろうと思う。

 

ADHD治療薬

昨日初めてADHD治療薬、所謂ストラテラを処方された。

正直抵抗もあったが、仕事や家庭でこれ以上迷惑かけるわけにもいかないので背に腹はかえられない。

 

ストラテラは「ノルアドレナリン再取り込み阻害剤」の一種である。要は脳内の神経伝達物質の濃度を高めることで、注意欠陥や多動の症状を抑制する働きを持っている。

当然副作用もあり、胃のムカつきから勃起不全まで様々である。副作用は結構強く出る場合があるようで、幾ばくかの不安を感じる。

 

昨晩飲み始めたばかりなので薬自体の効果とは言えないが、今朝は目が冴えてしまいこうして薬の概要をまとめている。

効果に関してはこれから随時こちらのブログに記していきたい。

 

これから真人間になるべく、あらゆる手段を使う覚悟でADHDと向き合っていきたい所存である。

はじめに

私は奈良県在住のサラリーマンである。

どこにでもいるような平凡な日経メーカーの営業マンだ。

 

私は昨年ADHDと診断された。

うつ病で休職せざるを得なくなったことが契機となり、そのような診断を受けることとなった。

5ヶ月の休職期間を経て現在は復職しているが、通院と服薬は継続して行なっている。

 

そんな私がこのブログを始めた理由は大きく三つある。

一つ目は自分の気持ちを吐き出す場を作るため。

二つ目はただでさえ忘れっぽい自分のための備忘録にするため。

三つ目はスマホないしPCの画面の向こうにいる自分と同じような境遇の方々に向けて何か発信できたらいいなと思ったため。

 

記事の内容はその日の気分によってジャンルも文章の長さも大きく変わるだろう。自分の中に渦巻く思考や気持ちをありのままで表現する場にできたらと考えている。

 

勢いで書き始めたため拙い文章ではあるが、今日はここら辺りで筆を置くことにしよう。